おもしろきこともなき本をおもしろく

お盆の間に更新しようと思っていたが忘れていた。どうも筆不精でよろしくない。筆者にとって、文章を書くという行為はやはりめんどくさくてやる気が出ない、重い作業だ。それというのも……(長くなるので省略)。

そんなこんなでどうでもいいぼやきなのだが、今読んでいる本(小説だ)がつまらなくて困っている。非常につまらない。ずいぶん昔の作品であることを差し引いても、びっくりするほど退屈だ。ちなみに検索エンジンに入力してみたら「hogehoge つまらない」とサジェストされる。みんな同じことを思っているらしい。わかりあえる道がここにあったようだ。世界は平和だ。

とまあ、こんな話はどうでもいいから置いておこう。さて、こういう、くたびれそうな本に遭遇したとき、読者ができることは「読むのをやめる」「とにかく最後まで読む」のどちらかだろう。このブログを読んでいるような、酔狂な方々はどちらを選ぶだろうか。

筆者は後者だ。きちんと最後まで読まなければ感想は言えないと思っているからだ。そうでなければ、最終的にどういう作品だったのか判断できないはずだ。筆者は、これを消費者としての最低限の礼儀だと考えている。もちろん映像や音楽でも同じだ。逆に言うと最後まで見ずに語る者がいたらそれはインチキだ。ペテン師だ。

ということを考慮しても、読んでいる途中で「つまらない」と思う本は往々にして存在する。どれほど中盤以降がおもしろかったところで、そこまでがおもしろくない本はあるし、逆に言うと序盤だけおもしろくて残りはつまらない、なんて本ももちろんある。そんな本に付き合っていかなければいいというのは確かなのだけれど、そうは言ってもこれだけ物が、本があふれる時代だ。触れずに判断するなんて到底不可能な話だ。

そういうわけで、日々それなりにお金と時間を費やして本を購入し、読み続けるという日常を過ごしている。そして、こういう生活も存外良いものである。……という心境に到達するまでどれほどの本を積み上げてきたかについては、あまり考えたくもないところなのだが。

さて、もう書くことがないので今回のぼやきはこれで終わりだ。意味はないし、落ちもないが、まあ勘弁してほしい。それではまた、縁があったらお会いしましょう。