LUNA SEAの再録版Mother(MOTHER)を適当に聴いた

LUNA SEAの『MOTHER』が再録されたのでとりあえず聴いてみた。

https://songwhip.com/luna-sea/mother2023

当時はシューゲイザーの影響を受けつつ再現できなかったとかどこかのインタビューで読んだことがあるが、新しいバージョンはだいぶ近づいた気がする。演奏陣と音響のレベルが上がったといえばいいのか? ただ、わかっていたこととはいえ河村隆一RYUICHI)が朗々と歌い上げ過ぎるものだから、たとえばMOTHERみたいな曲ならまだしもGenesis of Mindはちょっと違和感があった。なんか歳食ったら冷めちゃった、みたいな。そういえば音響の変化の影響かどうかまではよくわからんけどFace To Faceがクラブミュージックみたいになったのはちょっとおもしろかった。

11-29-2023_Update

忙しかった〜。現在進行形で死ぬかと思うほど忙しい。忙しすぎると思考力がどんどん失われていくからよくない。先月著者が登場したイベントがあったんだけどその感想を伝えていないし、レポート記事も書けていない。うわーん!

ということをぐだぐだ書き連ねるくらいの余裕はあるんだけど、いやそんなことはどうでもいいんだ。最近のことと言ったらやっぱり、いの一番に気候の話が出てくるだろう。あいさつのキラーコンテンツでもあるからな(マナー講師の頭の中にも書いてあるから間違いない)。ここのところ妙に暖かい日が終わってようやく寒くなるかと思ったら、今度は足踏みしている秋君はおもしろいよね。秋君は死なないでね。姫○先輩ファンに怒られる〜ってそんなわけないだろばかやろう。季節をなんだと思っているんだ。

そういえばMacBook Airを買ったよ。ついに買ったんだよ。2022年のM2でUS配列、メモリ24GB、ストレージ1TBにディスプレイは13.4インチ。ストレージとディスプレイは若干妥協した感がなくはないけど、いやはや非常に快適です。めちゃくちゃバッテリー持ちいいし、うるさくないし。ごみくずみたいなマシンを支給してきたどこかの出版社の人にもお見せしたいですね〜。おい聞いているか弊社。

こうなってくると会社のPC環境も整えなきゃ!となるのだけど、それはそれでいろいろあったよ。マシンがぶっ壊れかけたんだよ。「このご時世に8GBとかいうカスみたいなマシンを支給してくるんじゃねえ!ばか!」と何年にもわたって文句を言っていたらようやく天に届いたのか、この数ヵ月まともに仕事にならないくらいのポンコツっぷりをさらしてきやがった。はあ。でもマウスはようやく買い替えた。無線のトラックボールのやつ。快適快適。しかし今時のぶるうとう〜すは優秀だね。すぐ接続できるしまったく遅延しないし。電車も見習えよ。

いやあ本当にね、PCがないと仕事にならないんだからちゃんとしたスペックのマシンを支給してくれる会社に勤めたほうがいいよみなさん。そういう点ではキラキラスタートアップがうらやましくなるこのごろだ。

と今回も文句ばっかりになってきたからここらで締める。で、見返したらこいつ、2ヵ月間ずっと「忙しい」としか言ってないな。おいおい大丈夫か?

2023年10月まとめ

忙しかった。以上!

……はさすがに短すぎるか。

いや本当に忙しかったんだよ。趣味もろくに進まないくらい忙しかった。こうなると、映画やアニメの視聴が進むこと進むこと。10月だけで9月までの倍以上見るくらいには、映画を見ていた。メモを見返すとホラーがめちゃくちゃ多い。いろいろと察してしまうな、われながら。

そしてそんなこんなでアルバムの感想メモ書きも始めていた。BGMとして垂れ流していることも多いから全部はできていないけれど。ここでもiPhoneのメモに助けられているよ。ついでに言うと久しぶりにメタルも聴き始めた。やはりヘヴィーな音像はすばらしいよ。かつては無理だと思っていたエクストリームメタルもあまり抵抗なく聴けるくらいには、感性も一応変化はしているのだが……。ニューメタルもちょくちょく聴いているが、Bad Omensは正直つまらないと思った(ファンの人にはごめん)。

それでも理解できない音楽もあるんだよな。相変わらず、ヒップホップやEDM、ハウス系はあまりピンと来ない。ロキノン系もやっぱり苦手(ヒップホップほどではない)。こういうことを再認識できただけでもよいのだろうね。自分のことをきちんと把握しておくことは何につけても大事なのだ。

でもこれだけいろいろ手軽に聴けるのも、サブスクあってのものなのだが。昔はお金がなさすぎて、なかなか新しいジャンルの開拓すらできなかったからな。

というわけで無理やり今月分は終わりにする。あまりまとまっていないけど、もういいや。来月は来月で別の忙しさがあるが、今月ほどは追われないことを切に願うこのごろだ。

2023年9月まとめ

1ヵ月間の自分なりのまとめ。

まずは仕事。こいつはほとんど予定どおりに進まず、天候の悪さもあいまって基本的に遅れ気味だった。それでもなんとか自分なりの最終デッドラインまでには終わらせることができたけれど、今度は次につなげる時間がなかなか取れず、結局最終週までもつれ込むことになってしまった。どうしてこれほどエネルギーが湧いてこなかったのか考えてみたが、原因の1つには、直近の2022年下半期〜2023年上半期の間ほとんど毎日何かしら仕事をしていたことがあるかもしれない。その影響でどうにも気力の上限がかなり落ちているように感じる。こうなるとプライベートにも影響が出るからよろしくない。頑張りすぎは体に悪いね。もう若くなくなりつつあるし。

次にプライベート。こちらはいくぶんかマシだ。……といってもソロ充かつ引きこもりだから人と関わることはほぼしていない。娯楽と暇つぶしがメインだけど、一応それでなんとか人の形を保てるくらいにはMP(メンタルポイント)を貯め込めた、と思う。やったのは、ちょっとした筋トレと読書と映画鑑賞とアニメ鑑賞と勉強といったところだ。

最近、相当今さらながらトルストイの『戦争と平和』にすっかりハマってしまい、読む気が進まない時でも眺めたり、なんとなくページをめくったりするくらいになった。もっと早く読んでおけばよかったね。清貧なマリアと人間らしいニコライがいいんだこれが。

それで、今月こそは読書に集中しようと思ったのだけれど、つい今までどおりに映画とアニメを流して見続けてしまった。といっても、見た映画の中でおもしろかったと断言できるのは『ファーザー』(2021)くらいで、あまり良いものは見ていない。たとえば『DUNE/デューン 砂の惑星』(2021)は好きではあるものの、おもしろいかと言われると正直微妙なところだった。

アニメは2023夏アニメと旧作をいろいろと見た。まったく期待していなかったが、一番好きだったのは『デキる猫は今日も憂鬱』だった。正直この手の日常ものは食傷気味だったけれど、なぜか毎週楽しみにしているアニメになった(これを書いているときはまだ最終話を迎えていない)。主人公のバリキャリプライベートダメダメOLを見て、ちょっと思うところがあったからかな。わからない。でも声ははまっていると思う。さすが石川由依さん!

そして、今月は物理と数学をやり始めた。昔から逃避先の1つは勉強なのだ。と、こう書くとガリ勉だと思われるかもしれないが、実際はそういうことではなく、単に好奇心のおもむくままに任せているというだけだ。好きにやっている分あまり進んでいないからね。とくに物理は浪人時代に触れたきりだったこともあって、ほぼ何もかも忘れていて結構大変だった。数学はまだやろうとしたことがあるからそうでもない(もちろん忘れていることに変わりはないが)。結局、物理も数学も、どちらもあまりわからない。でもそれは言い換えると、学べることがたくさんあるということだ。……と言い聞かせてマイペースに進めていくつもりだ。つもりで終わらないようにするのが目下一番の目標ではあるが……。

とまあ、だいたいこんな感じだった。というわけで今回はここで終わり。今月は積極的にブログ更新できて良かった。来月もこの調子でいこう(気が向いたらあともう1本くらい書くかもしれない)。

「管理社会=ディストピア」みたいな話ばかりじゃない?

ちょっと前からザミャーチンの『われら』を読んでいる。岩波版。

www.iwanami.co.jp

うん、まだ読み続けているんだ。読み始めてから3ヵ月経っている気がするけど、まだ半分くらいしか読み終わっていない。SFを期待して読んだら想像以上に思想的というか、端的に言ってあまり楽しくなかったからです。つまらないわけではないんだけどね。どうもページを繰る手が進まないんだ。

まあいつか読み終わるだろうからそれはいいとして、『われら』を読んでいてふと思った。

「管理社会を描いたフィクションってこの世の終わりみたいな話ばかりじゃない?」

『われら』は当時のソ連を批判した小説だから仕方ない部分はあるけど、それにしてもオーウェルの『1984』とか、ハクスリーの『すばらしい新世界』とか、遡ればウェルズの『タイム・マシン』とか、あるいはモアの『ユートピア』とか、そんなのばかりだよね。

それで、ちょっと調べると(合っているのかわからないが)こうした文学作品は、ユートピア小説の反動で生まれ、人間の理性の限界への風刺、嘆きが根っこにあるらしい。なるほどね。

だからこそ思うけど、たまには「管理社会で幸せになった」みたいな作品があってもいいんじゃない? もちろん相応に批判はされるだろうから、それを覚悟のうえでね。

だってこの手のディストピアものってどいつもこいつも不幸せな状態に気づいてうんぬんかんぬんって感じでワンパターンだし、そこに啓蒙しぐさを感じてしまうんだよな。へそ曲がりと言われたら否定はしない。飽きているだけかもしれないけど。

それでも、「管理社会=悪」という単純な図式がいまだに主題になるのはどうなんだろう。失敗している事例が多いからかもしれないけど、そもそもそう描かれる「管理社会」が安直ではないか? それに、あくまでそうした管理社会というものは「作品が描かれた時点において考え得る管理社会の様子」でしかないよね。だからこそ、せっかくのフィクションなんだし、アグレッシブに振り切った話にしてもいいんじゃあないかね1

なんて、こういうふうに思考を巡らせつつ過去の作品を見つめ直していくとドツボにはまるから普段からやるのはお勧めしない。でも思考実験としてはおもしろいと思うんだよね(おもしろいと言いなさい)。

ここまで考えて思ったが、もしかして『家畜人ヤプー』かこれは。


  1. 誤解されそうだから補足しておくと、管理社会自体は好きでもなんでもない。息苦しいし絶対に嫌だ。ここではあくまで「フィクションにおける実験として考えたらどうだろうか」という話です。

『怪盗クイーンはサーカスがお好き』を見たよ

『怪盗クイーンはサーカスがお好き』がdアニメストアで配信されていたので、これ幸いとばかりに見てきたよ。

miragequeen.jp

ちなみに原作は既読。当時はまっていた夢水清志郎シリーズの流れ(スピンオフだったかな)で、初版が刊行されたときに読んだ。たぶん。

というわけで今回はその感想をつらつら書き留めておく。前回の記事の反省をかねて、今回はあまり気取らない文体にするよう心がけました。ちなみにネタバレ必至。

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無垢であり続けるとはどういうことか――『クララとお日さま』を読んで

2行でわかる記事内容

『クララとお日さま』を読みました。
いろいろと考えました。

ほんだい

www.hayakawa-online.co.jp

www.hayakawa-online.co.jp

最近読んだ(正確に言うと8月中に読んだ)『クララとお日さま』の感想を記しておく。あまり核心に触れないように記載するつもりだが、どうしてもネタバレせざるを得ない部分もある。未読なら注意してほしい。

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